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「学び」の深層②ー「學び」:伝統的な「学び」ー
日本がまだ近代西洋文明の大波に洗われる以前、日本には西洋流の近代学校は存在していませんでした。その代わり、藩校(武士階級)や寺子屋/手習所(庶民階級)という土着的に育まれてきた独自の教育機関が作り上げられていました。 ち […]
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「学び」の深層①ー「学び」には新旧2種類あるー
佐藤学氏の「学びの共同体」論以降、教育界では「学習」に代わって「学び」という呼称(概念)が大流行(おおはやり)です。 確かに、現在、「学習」という呼称には、教師が主体となって行う一斉教授を児童・生徒が受動的に受けることを […]
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「環境のコントロール感」が大事
セリグマンさんの実験の続きをお話ししましょう。 行動をやめたまま電流を受け続けたイヌを実験ケージから出して、もといた犬用ケージに戻します。実験前、イヌは広いケージの中を駆け回ったり、外の様子を興味深げに窺ったりして活発で […]
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「やってもダメだ」を学習する
中学生になると、試験や成績ががぜん気になり出します。これは本人も親御さんも先生もです。小学生時代とは違って、自分の位置が相対化され、先には受験もちらちらします。早い時点で苦手科目を克服したいと関係者全員が思うのですが、な […]
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おまじないも時に必要
このエッセイを書いている2021年7月、2020東京オリンピックが開催されています(文にするとちょっと奇妙ですけど)。晴舞台に立つアスリートさんたちを見るにつけ、わたしには想像もつかない研鑽を積んできたかっこよさに、思わ […]
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しかられる手がかり
子どもの行動を抑制する必要がある場合「しかる」ことは有効です。しかし、罰によって子どもの行動を変えようとするとき、しばしば困った事態が生じます。見かけ上は行動が変わって見えても、その実、変わっていない。つまり、先生の見て […]
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これからの特別支援教育の言語指導⑤ーこれからの言語指導とは?ー
オートクリティックを発達障害児者や知的障害児者は身につける必要があるでしょうか?特別支援教育でよく議論になるのは、彼らにとってどこまで細かいことを教えるのかということです。 このトピックでこの議論に何らかの回答を出すこと […]
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これからの特別支援教育の言語指導④ーオートクリティックの役割ー
前回はオートクリティックはそれ単体では最終的に求めているポジティブな結果を得ることができない特徴があることを解説しました。それではオートクリティックは何のためにあるのでしょうか。何の意味もない言葉なのであれば我々は丁寧な […]
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これからの特別支援教育の言語指導③ーオートクリティックー
前回解説したような丁寧な言葉遣いや相手との関係性を円滑にするための言語行動は、応用行動分析学では「オートクリティック」と呼ばれています。 このオートクリティックという言語行動は他の言語行動とは少し異なる特徴を持っています […]
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