伊藤博之先生の「知ってるようで知らない教育の話」ー2
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「しつけ」には2種類ある。
このように、実は「しつけ」には、①管理者がおらず機会教授的に「緩やかに」行われるものと、②管理者の監視の下、体罰も辞さず「厳しく」行うものの2種類があったわけです。 そして、①は家庭や地域社会で、②は職場で行われ […]
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「行儀作法」は特定の職業の技能
そもそも、「行儀作法」というものは、日本において上流階級(武家やそれに準じるもの(豪商など))において求められるものであって、それ以外の一般庶民には贅沢品、無用の長物でしかないものでした。 生産性がまだ低い社会か […]
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「しつけ」を語源的に見てみると。
辞書(『大辞林 Ver.4』)に示された「しつけ」の3つの意味の関係を読み解いてみると次のようになるでしょう。 ③作物を整然と「植え付ける」 → 着物に糸を等間隔に直線的に刺す(=縫う) → 着物を縫う上で、最初 […]
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「しつけ」を辞書的に見てみると。
辞書(『大辞林 Ver.4』)的に確認してみると、「しつけ」は次のように説明されています。 ①子供などに礼儀作法を教えて身につけさせること。また,身についた礼儀作法。«躾»「―の厳しい家庭」「店員の―が悪い」 ②本縫いを […]
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「しつけ」は日本固有の文化。
しつけの漢字表記は「躾」です。漢字の成り立ちを詳述するまでもなく、「身」を「美しく」見せられるように他者が導くことです。 この際、念頭に置かねばならないのは、この「躾」という文字は国字である、すなわち、中国や朝鮮か […]
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「しつけ」の深層①―「しつけ」を巡る誤解2件
虐待を責められた親の多くがする言い訳(正当化)が「しつけの一環だった。」です。その前提には、しつけは(場合によっては)暴力を伴う「厳しいもの」という発想があるのでしょう。 また、青少年の不祥事ニュースを話題にしたとき、 […]
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