応用行動分析に基づいた問題解決⑤

勉強への取り組みについてポジティブな結果を与えることで、積極的に勉強に取り組めるようにすることは可能ですが、この場合危惧されるのは、「他者から注目・要求がなければ勉強をしない」という問題です。この問題についてはポジティブな結果を与えることを頻度を徐々に減らしていくことで対応できます。初めは「1枚プリントを終える」ことに注目や要求を与えるとしても、それでできるようになってきたら、後々には「2枚に終えたら」「3枚終えたら」と徐々に注目・要求を得るためのハードルを高めていくことで、最終的には他者からの結果がなくても自発的に行動できるようになります。

さまざまな問題に対して応用行動分析学を使うことができます。他にも教育現場に使うことができる色々な考え方・ツールがありますので、関心のある方は是非調べてみて下さい。