学級がチームになるとき

集団は、単なる人の集まりを超えたものです。ひとりでは成し遂げられないことでも、みんなでやれば出来ることはたくさんあります。その時、大事なことは「みんながひとつ」になることです。

集団にはかならず「目標」があります。つまり「目標」を得ることで、人の集まりは単なる集合から「集団」へ、「チーム」へと変貌するのです。

次に大事なことは、その目標に至る行動がはっきりしていることです。バレーボールでは1点をとるために“ボールを落とさず、つなげる行動”が大事です。サッカーのゴールを取るためには、ひとりひとりが自分の役割をしっかり認識しなければいけません。つまり、目標を達成するためには、そこにいたる「下位目標」を設定し、それを達成することが必要です。

4月は「学級目標」を決める好機です。「明るい学級」「思いやりのある学級」それでもいいのですが、明るい学級になるために、思いやりのある学級になるために「具体的にひとりひとりが何をすればいいか」を考えさせましょう。

学級目標を具体的行動と結びつけることが、学級集団づくりの第一歩です。