Q4. 「協働的な学び」を推進するための地域社会の貢献をどのように考えたらいいですか?

Question 4

 「協働的な学び」を推進するための地域社会の貢献をどのように考えたらよいでしょうか。

 ICT化が進む環境下で地域社会の住民の一人として、どのようなサポートを学校側が求めているのか、気になるところです。貢献はしたいのですが、地域社会の多忙によるブラック化は防止すべきと考えます。何かよいアイデアがあればお聞かせください。

Answer 4

 子どもの学びを実社会に結びつけるためには、地域の活用が不可欠です。その際、学校に求められることは、地域を教育をともに実現するパートナーとして認め、「地域の知」を積極的に求めることです。そのためには学校と地域の双方が「育てたい子ども像=教育目標」を共有することが重要です。目標が共有できれば、学校が地域に求めるサポート、地域が学校にできる貢献の具体が定まってくるでしょう。地域の子どもがこうなってほしいとの共通の思いをベースに、地域の人的・物的・知的資源を取り込んだ教育活動を創り出すことは、子どものみならず、教職員や住民にとっても「協働的な学び」となるでしょう。

(竹西 亜古)