話し合いのルール
さらに、その話し合いを円滑にスムースに進行していくのに必要なことは何か。それは、話し合いの進め方はわかっていることであろう。
話し合いを円滑に結論に向かって進めていく以上、それぞれが個々バラバラに勝手に自分の意見を主張し始めたら、それこそ話にならない。
つまり、ルールの共通確認はできているのかも重要になるわけである。その時、中学年以上ならば自分たちで話し合いのルールをも創り上げさせるのが望ましい。なぜなら、自分たちで創り上げたルールは限りなく破られにくいからである。他者から押し付けられたルールは破られることがある。しかし、自分たちで創ったルールならば、そのルールを守ることが自体が自己目的的になるからである。
このルールについてはいっときにすべて完成させる必要はない。少しずつ創り上げていっては、教室の前面に掲示していくことが望ましい。そうすれば、道徳科の時間だけでなくすべての学習時に活用できるであろう。