テーマの把握
次に“テーマの把握”である。子どもたちは何について話し合うのか分かっているのか?例えば、「本当の自由とは何か?」「思いやりとは何か?」というような話し合うテーマや議題を理解しているのかどうかきちんと把握しておく必要がある。
一言に“自由”と言っても子どもたち個々によって“自由”に対する見方・考え方はまちまちであろう。すなわち、子どもによって“自由”に対する価値観は違うのである。その“自由”についての納得解や共通解を求めて話し合う必然性が生まれる。
この“テーマの把握”無くして話し合いを進めても、焦点がボケてしまって話し合いが収束して結論に至らなくなるのではないだろうか。
そのために教師は、きちんと“テーマの把握”ができるように、論点の整理をする必要がある。