応用行動分析に基づいた問題解決②

何らかの問題行動が生じた時、その行動の理由を知りたいと思ったことはないでしょうか?行動には4つの機能 (理由) があります。「注目 (かまって欲しい)」「逃避 (逃げたい)」「要求 (あれ欲しい)」「感覚刺激(この感覚楽しい)」です。この機能は行動随伴性の「結果」に注目することで明らかにすることができます。問題行動の直後にどのようなことが起きているのかよく観察して、「結果」の欄に書き込んでください。それこそが行動の機能です。以下の図では「注目」の機能を持つ問題行動の例を示しています

応用行動分析学では問題行動の「前に」何が起きていたかではなく、「後に」何が起きていたかという情報から行動の機能を推察します。