聞きたいことをまとめる

 聞きたいことを挙げて行ったら,大量の質問ができてしまうことがあります。そんなとき,どうすればよいでしょうか。

 まずは質問項目をざっくりとカテゴリーに分けます。例えば,「児童生徒の日常生活アンケート」なら,学校生活に関する質問,学習活動に関する質問,家庭での生活に関する質問,のような具合です。

 それらのカテゴリーを見て,この調査で本当に聞きたいことかどうかを考えます。もし聞きたいこととはあまり関係なさそうなカテゴリーや,どのカテゴリーにも入らなかった質問があれば,はずします。また,1つのカテゴリーの中で見たときに,ほぼ同じことを聞いているような質問,何を聞いているかわからないような質問も削除対象です。

 これでもあまり質問数が減らなかったら,全体の回答時間を考えましょう。質問の数は多くても,選択式でサクサク答えることができれば,意外と時間がかからず,負担感もそれほど大きくないでしょう。反対に,質問数が少なくても,考えなければ答えられないような質問や記述式の質問が多い場合など,一問に答える労力が大きいと回答時間も長くなります。ここでも,一度,誰かに答えてもらって負担感チェックをするとよいですね。