誰の基礎的・汎用的能力を育てるのかという話

■中教審の答申では,基礎的・汎用的能力について,重要なこと(と私が考えていること)が2つ示されています。

1.これらの能力をすべての者が同じ程度あるいは均一に身に付けることを求めるものではない。

2.これらの能力をどのようなまとまりで,どの程度身に付けさせるのかは,学校や地域の特色,専攻分野の特性や子ども・若者の発達の段階によって異なると考えられる。各学校においては,この4つの能力を参考にしつつ,それぞれの課題を踏まえて具体の能力を設定し,工夫された教育を通じて達成することが望まれる。

■子どもには個人差があり,学校には学校差があります。

■今・ここの学校の中で伸ばしたい力・必要となる力が,別の地域の別の学校と同じとは限りません。

■この地域、この学校、この学級、この子にとって必要な伸ばしたい力は何か?ということを考えることがすでにキャリア教育的なかかわりなのかもしれません。