1道徳教育の目標に基づいて行う  教育基本法との関係は……? 

道徳科も学校の教育活動であり,道徳科を要とした道徳教育が目指すものは, 特に教育基本法に示された「人格の完成を目指し,平和で民主的な国家及び社会 の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成」(第1条)で あり,「幅広い知識と教養を身に付け,真理を求める態度を養い,豊かな情操と 道徳心を培うとともに,健やかな身体を養う」(第2条第1号)こと,「個人の 価値を尊重して,その能力を伸ばし,創造性を培い,自主及び自律の精神を養う とともに,職業及び生活との関連を重視し,勤労を重んずる態度を養う」(同条 第2号)こと,「正義と責任,男女の平等,自他の敬愛と協力を重んずるとともに,公共の精神に基づき,主体的に社会の形成に参画し,その発展に寄与する態 度を養う」(同条第3号)こと,「生命を尊び,自然を大切にし,環境の保全に 寄与する態度を養う」(同条第4号)こと,「伝統と文化を尊重し,それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに,他国を尊重し,国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」(同条第5号)ことにつながるものでなければならない。(14頁)

文献

【特別の教科 道徳編】中学校学習指導要領(平成29年告示)解説(mext.go.jp) より〔2021.5.30最終閲覧〕