なぜ学校でケース会議をするの?
昨今,児童生徒が示す困難や問題は多様化・複雑化してきています。さらに,社会やテクノロジーの変化・発達によって,児童生徒や教員を取り巻く環境も日々変化しています。
これらの変化のすべてに対応することは,個々の教員だけでは不可能ともいえます。学校としてこれらに対応するために,児童生徒への包括的な支援体制の構築が不可欠です。
そのため,これまでスクールカウンセラーや,最近ではスクールソーシャルワーカーなどの専門職が学校に配置されるようになってきました。ただ,専門職が学校にいるだけで即問題が解決するか,というとそうではありません。
それぞれの教員と専門家がばらばらに動くのではなく,一つのチームになって,児童生徒の困難や問題に対処するという「チームによる支援」(文部科学省,2010)が必要とされます。
参考
文部科学省(2010)生徒指導提要
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/__icsFiles/afieldfile/2018/04/27/1404008_01.pdf
2021/6/14 最終アクセス