淀澤先生の朝ゼミ!

 

今から朝ゼミの内容と流れをご説明いたします。その前に、まず前提としてこの朝ゼミは淀澤ゼミの学部生を対象としており、あくまでも学部生の教採対策の一つとして開講しているものだと念頭に置いておいてください。ですから、基本的には学部4回生が中心に進められています。そこへストレートマスターも希望者は自由参加ができます。内容はかなり高度です。

 さていよいよ内容と流れの説明です。朝ゼミは、基本的に毎朝8:00から9:00前まで526号室で行われています。人数が少ない時には514号室(緑の部屋)で行ないます。

 ただし毎週水曜日(変更可)にはトレーニングルームでマットや跳び箱、鉄棒にバスケットボールと実技指導も行いますので、この時には運動できる服装でお越しください。もっとも今はコロナの関係でなかなか実施できていないのが正直なところです。

 8:00になったらすぐにスタートしますから、できれば少し前には526に来てお茶の準備等をしていただけるとスムースに朝ゼミが始められますね。

 内容は、模擬面接、一般教養、教職教養、模擬授業に集団討論と、およそ予測されるすべての分野の勉強をします。慣れてきたらいわゆる圧迫面接にも対応できるように、模擬場面指導も行います。

 模擬面接は、個人面接と集団面接があるのですが、まずは個人面接からご説明いたします。

「あなたが…」「また、その理由は…」というようなことを聞かれることがあるのですが、ここにも落とし穴があります。それは、「周りの人のお話を聞いて…」というように自分が答えることに必死になっていて周りの人の話を聞いていないことがあります。そうではなくて、他人の話にもしっかりと耳を傾けられているかどうかもチェックされます。

 一般教養では、各教科ごとにさまざまな問題を出しています。例えば、ほんの一例ですが、国語の四字熟語を聞いて、その内容を答えさせたり、その反対に、意味を説明してどんな四字熟語があるかを問うたりします。社会では、生産量の上位の都道府県を示しておいてどんな生産物かを当てたり、…中学校で習う3つの地図の図法とその特徴を尋ねたりもします。また、気候について聞いたり穴埋め問題を埋めさせたり、理科では化学式を完成させたりします。

 そしていよいよ難しい教職教養では、教育原理、教育心理、教育史、教育法規、教育時事等々も勉強しますが…これは、「教職課程」や「教員養成セミナー」と言った本から私がプレゼンを作ってお出しします。

 模擬授業では、まず各々が指導案を書いてきます。次にその説明を基に検討会、発問研究、板書計画についても話し合います。

 そして、個別の時間に準備物を準備いたしますが、この時には個別に私の研究室を訪ねて準備する場合もあります。

 最後に、模擬授業を実際にしてみて(参加者は児童・生徒役)、事後検討会に挑みます。もちろんのことながら、最後の最後には私からの指導助言も行っています。

 せっかくみんなで集まって勉強会をしているわけですから、当然集団討論の練習もします。議題やテーマは以下に挙げたようなものを数多くこなしていきます。

 そして一番難しいのが場面指導です。私が面接官になって場面指導される児童・生徒役をしますので、上手に指導してみてください。

 以上で甚だ簡単ですが、朝ゼミの内容紹介とさせていただきます。